
鉄道×紅葉×登山! 鉄道カメラマンがおすすめする紅葉の名路線と登山コース5選
文・写真(路線紹介)=山崎友也、文(山紹介)=山と溪谷オンライン
赤や黄色に染まる清流久慈川沿いの美しさを車内外から堪能する。JR水郡線に乗って矢祭山(やまつりやま)・檜山(ひやま)へ
紅葉の見頃 11月上旬~11月中旬
久慈川の流れとモミジの紅葉を間近にJR東日本・水郡線
茨城県・水戸市と福島県・郡山市とを繋ぐ水郡線。久慈川(くじがわ)の清らかな流れに沿って走っていることから「奥久慈清流ライン」とも呼ばれる。愛称のとおり沿線の渓谷はすばらしい。秋になるとモミジが燃えるような紅葉を奏でており、青い空とのコントラストがまぶしすぎる。あまりの鮮やかさに、しばし時の経つのを忘れてしまうほどである。そのさまを車窓から眺めてもよし、色づいた山から列車を眺めるのもよし、それぞれ思い思いの絶景を楽しんでほしい。
ただし水郡線は列車の本数が少ないので、旅のプランは綿密に立てておこう。
渓谷を挟んで並ぶ2つの山でお手軽ハイキング矢祭山(やまつりやま)・檜山(ひやま)
福島県/383m・510m
矢祭山は福島県南部にある山で、奥久慈と呼ばれる景勝地にある。矢祭山公園として、奇岩怪石、サクラ、ツツジ、紅葉と四季折々の景観が広がり、「東北の耶馬渓(やばけい)」とも呼ばれている。矢祭山という名前は、源義家が奥州征伐の際に勝利を祈願し、この地の岩に矢を納めたことが起源だと伝えられている。
矢祭山駅から1時間半ほどで、ゆっくりと周回したあとは、久慈川を挟んで向かいにある檜山にも登ろう。2座を登って3~4時間ほどで駅に帰ってくることができる。
駅周辺は観光地としても整備されているので、下山後は周辺を散策してみよう。秋は矢祭町名物のゆずがシーズン。地酒もあるので、一杯飲んでから列車に乗っても楽しい。
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