首都圏周辺の山の積雪状況は?各地の最新概況【3月21日更新】

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3月18日(火)から19日(水)にかけて、関東甲信地方で雪が降り、19日(水)には平野部でも積雪が見られた。山の状況はどうだろう。現在集まっている各地の山岳最新情報や登山記録をもとに、概況をお伝えする。

構成=山と溪谷オンライン トップ写真=3月20日時点の鍋割山(写真=チャーリー)

寒暖差の大きい季節のため、状況は日ごとに変わると思われる。事前に最新情報を確認して装備や計画を考えたい。また、雪により登山道がわかりづらくなっていたり、降った雪の重みで木の枝が折れている場合もあるので、充分注意のこと。

【高尾山(たかおさん)

3月21日(金)時点、高尾山ビジターセンターによると、高尾山内の残雪は日当たりのよい場所はほとんど解けており、日陰に残る程度。奥高尾方面はぬかるみが発生していると思われるため、足回り注意とのこと。

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※登山道情報:稲荷山コースは、3月20日から当面通行止め。6号路は3月20日から当面、登り一方通行。

【奥多摩】

3月21日(金)時点、奥多摩ビジターセンターによると、雲取山荘前は50cm程度、吹き溜まりは腰ぐらいあるとのこと。標高1000m以上は雪山装備必須。

※交通情報:3月18日に檜原村の上川乗で大規模な土砂崩れが発生し、都道が通行止め。奥多摩町から奥多摩周遊道路を経由し、武蔵五日市や上野原方面への通行ができなくなっているとのこと。

【奥多摩/御岳山(みたけさん)

3月21日(金)時点、御岳ビジターセンターによるとケーブルカー御岳山駅付近の富士峰園地周辺は、数センチ残雪がありシャーベット状。チェーンスパイクや軽アイゼン不要なのは参道だけで、大岳山(おおだけさん)や日ノ出山(ひのでやま)、ロックガーデンへは、チェーンスパイクや軽アイゼンを携行とのこと。

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3月21日時点での御岳山内登山道の様子
3月21日時点での御岳山内登山道の様子

【奥多摩/七ツ石山(ななついしやま)

3月21日(金)時点、七ツ石小屋奥多摩ビジターセンターによると鴨沢~七ツ石小屋前まで20~30cmの雪で、吹き溜まりは腰くらいあるとのこと。

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3月19日時点での七ツ石小屋周辺の様子
3月19日時点での七ツ石小屋周辺の様子

【丹沢/鍋割山(なべわりやま)

3月20日(木)時点、チャーリーさんの登山記録によると、丹沢の鍋割山は小丸尾根(こまるおね)で雪が残っており、小丸あたりからは膝までの積雪量だったとのこと。

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3月20日時点での鍋割山の様子(写真=チャーリー)
3月20日時点での鍋割山の様子(写真=チャーリー)

【三ツ峠山(みつとうげやま)

3月19日(水)時点、三つ峠山荘によると、積雪20cm以上、倒木などにも注意とのこと。

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3月19日時点での三ツ峠山の様子
3月19日時点での三ツ峠山の様子(写真=三つ峠山荘)

【奥秩父/瑞牆山(みずがきやま)・金峰山(きんぷさん)

3月21日(金)時点、 瑞牆山荘によると、山荘前の積雪25cm。3月19日の降雪で山は雪山。登山道には積雪、凍結があり、時間が経過し雪質は重くなってきているとのこと。万全の雪山登山装備が必要。

各地の山岳最新情報

積雪情報概況

積雪の状況は日ごとに変化します。安全な雪山登山は情報収集から。全国各地の雪山から、最新の積雪情報をお届けします。

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