山が新緑に輝く季節の到来。山の緑を徹底的に楽しむ登山コース9選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

初夏に差し掛かろうとする今、山肌の色が積雪の白一色から褐色、そして緑色へと急激に変わる季節だ。爽やかな空気、淡い緑の新緑の木々——。どの山に行っても森や草木の緑が最もまぶしく美しいとき。そんな「緑」の色や楽しみ方もさまざま。そこで今回は「ブナ」「カラマツ」「コケ」に注目。それぞれの緑が美しい山をピックアップする。

構成=山と溪谷オンライン トップ写真=PIXTA

目次

屋久島を代表するコケの美観 白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)

鹿児島県/979m(辻峠)

緑の美しい白谷雲水峡
緑の美しい白谷雲水峡(写真=ヒデ○

映画「もののけ姫」に登場する苔むした森のモデルとなったともされる場所が、屋久島の白谷雲水峡だ。岩も木の根も幹も、すべてがコケに覆われた世界は、アニメの世界観と同様。緑の世界を満喫したいなら、一度は訪れたい場所だ。コケが特に美しい時期は4月から6月ごろとなる。

白谷雲水峡
白谷雲水峡(写真=ヒデ○

白谷雲水峡のコケの緑も美しいが、この時期の屋久島はほかにも魅力いっぱい。梅雨入り前であれば比較的天候も安定している上、ヤクシマシャクナゲなどの花も美しい。白谷雲水峡の奥に位置する太鼓岩まで足を延ばし、日程に余裕があれば縄文杉や宮之浦岳に挑戦するのもおすすめだ。

ヤクシマシャクナゲ
ヤクシマシャクナゲ(写真=ほやたく

MAP&DATA

高低図
ヤマタイムで周辺の地図を見る
最適日数:日帰り
コースタイム: 4時間
行程:白谷雲水峡登山口・・・白谷小屋・・・辻峠・・・太鼓岩・・・辻峠・・・白谷小屋・・・白谷雲水峡登山口
総歩行距離:約5,500m
累積標高差:上り 約647m 下り 約647m
コース定数:16
5 6 7 8 9

目次

ゴールデンウィークに登りたい山

2025年のGWは、4月26日(土)から5月6日(火・振替休日)。前半は飛び石連休ですが、5月3日(土)から5月6日は4連休となります。 この大型連休をどのように過ごしますか?  長距離縦走から登山と観光を混ぜた計画まで、GWだからこそできる登山のプランを紹介します。

編集部おすすめ記事