山が新緑に輝く季節の到来。山の緑を徹底的に楽しむ登山コース9選

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初夏に差し掛かろうとする今、山肌の色が積雪の白一色から褐色、そして緑色へと急激に変わる季節だ。爽やかな空気、淡い緑の新緑の木々——。どの山に行っても森や草木の緑が最もまぶしく美しいとき。そんな「緑」の色や楽しみ方もさまざま。そこで今回は「ブナ」「カラマツ」「コケ」に注目。それぞれの緑が美しい山をピックアップする。

構成=山と溪谷オンライン トップ写真=PIXTA

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「神の庭」とも呼ばれる、コケの楽園 笹倉湿原(さぞうしつげん)

愛媛県/1399m

ウマスギゴケ
ウマスギゴケが作り出す不思議な凹凸(写真=がじゅまる

苔の楽園として知る人ぞ知る場所が、愛媛県の笹倉湿原(さぞうしつげん)だ。石鎚山の麓にひっそりと広がる湿原は、「神の庭」とも呼ばれるほどで、神秘的な湿原となっている。

笹倉湿原
笹倉湿原(写真=がじゅまる

ウマスギゴケが一面に広がり、モコモコとコケの山が湿原に並ぶさまは、コケ好き(?)には、たまらない情景だろう。雨が降り森がみずみずしく潤った時に行くのがおすすめで、晴天続きとなると苔は赤茶色となってしまうこともある。

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 2時間50分
行程:石鎚スカイライン金山橋・・・林道登山口・・・笹倉湿原・・・林道登山口・・・石鎚スカイライン金山橋
総歩行距離:約5,200m
累積標高差:上り 約580m 下り 約580m
コース定数:13
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