山が新緑に輝く季節の到来。山の緑を徹底的に楽しむ登山コース9選

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初夏に差し掛かろうとする今、山肌の色が積雪の白一色から褐色、そして緑色へと急激に変わる季節だ。爽やかな空気、淡い緑の新緑の木々——。どの山に行っても森や草木の緑が最もまぶしく美しいとき。そんな「緑」の色や楽しみ方もさまざま。そこで今回は「ブナ」「カラマツ」「コケ」に注目。それぞれの緑が美しい山をピックアップする。

構成=山と溪谷オンライン トップ写真=PIXTA

目次

カラマツの新緑と緑の草原を歩く 大菩薩嶺(だいぼさつれい)

山梨県/2057m

山頂から大菩薩峠への下りで見る富士山
山頂から大菩薩峠への下りでは富士山が美しい(写真=ヒソカ

東京から日帰りできるハイキングの山として人気の大菩薩嶺。周辺のカラマツが新緑になる時期は5月中旬~6月中旬で、地名の通り「唐松尾根」にはカラマツ林が多い。広くゆるやかな山麓にカラマツ林が多く生育している。

展望が開ける唐松尾根上部は、見下ろす新緑が美しい。また、空気が澄んでいれば正面には残雪がまぶしい富士山やアルプスの山々を望める。

大菩薩嶺の新緑
新緑の森を行く(写真=ヒソカ

山頂から大菩薩峠の開けた斜面にもカラマツが点在していて、この新緑も美しい。さらに進んで石丸峠から下る笹原の草原も緑を満喫できる場所だ。草原に点在するカラマツの新緑と合わせて楽しみたい。

大菩薩嶺のブナの新緑
大菩薩嶺はブナの新緑も美しい(写真=ヒソカ

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 3時間15分
行程:上日川峠・・・福ちゃん荘・・・大菩薩嶺・・・賽ノ河原・・・大菩薩峠・・・富士見山荘・・・福ちゃん荘・・・上日川峠
総歩行距離:約7,090m
累積標高差:上り 約585m 下り 約585m
コース定数:14
3 4 5 6 7

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