ダンロップ「テント」、80年代ビンテージものを使っている登山者も…!?

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ユーザー投稿の中には30年以上前のテントも・・・? 今回はダンロップ「テント」をピックアップ。ヤマケイオンライン「みんなの山道具」のユーザー投稿から、実際に使われている登山道具を調べた。

文=佐藤慶典

 

VS-10|1989年から受け継がれる「V」シリーズの最新モデル

★★★★☆ 独りぼっち さん
VS10
ダンロップ(DUNLOP)
★★★★★ メメントモリノ さん
VS10
ダンロップ(DUNLOP)
★★★☆☆ osanpotozan さん
VS10
ダンロップ(DUNLOP)

 

1971年、世界初の吊り下げ式のドームテントを発売したアウトドアブランドが「ダンロップ」です。1976年にはゴアテックス製のテントを発表。1980年にはツーリングテントを発売し、人気を博しました。1989年には、山岳用テントの代名詞とも言える「Vシリーズ」が誕生しています。

「VS-10」は、Vシリーズから受け継いだ高い耐久性を維持しつつ、軽量性とコンパクト性を追求したモデルで、オールシーズンに対応する1人用自立式ダブルウォールテントです。出入口は、長辺片側に備えています。

VS-10のサイズは、W205×D90×H100cm、フライシートなどを含めた総重量は1,770gとなっています。超軽量テントに比べると、数百グラム重めですが、これは耐久性も考慮してのこと。たとえば、本体やフライシートには30D、グランドシートに至っては75Dと、最近の軽量テントの2倍ほどの厚さの生地を使用しています。グランドシートが丈夫なため、本体の下にアンダーシートを敷かずに済ませることもできるので、アンダーシートの重量分を相殺することが可能です。

雨に強いのもVSシリーズの特長です。フライとグランドシートには、ナイロンに比べ水分吸水率の低いポリエステルを使用しています。ナイロンのテントに比べ、速乾性に優れ、また、濡れた際に重くなりにくいのです。加えて、濡れた時に、ポリエステルはナイロンに比べて生地が伸びにくいため、本体とフライシートが接触し本体を濡らす「漏水」を起こしにくくなっています。

VS-10は1人用なため、人気のテント場や狭いテント場で優位性があります。ただ、使用する際は、バックパックの置き方など、テントワークに工夫が必要です。

「涸沢ベース奥穂-涸沢‐北穂周回に変更。アルプスでの稜線テン泊を想定し購入しました。製品は気に入っているが本人の体力がもう少し必要」

よおいち さんの「みんなの山道具」より)

「1軒目のテント。3シーズン使えればということで値段で決定」

osanpotozan さんの「みんなの山道具」より)

 

ダンロップ「VS-10」で行った山行記録

雨飾山
雨飾山(上信越) メメントモリノ さん
2018年8月18日(土)
終活登山14
穂高三山縦走と焼岳(北アルプス・御嶽山) 独りぼっち さん
2015年7月19日(日)~2015年7月22日(水)

製品情報

ダンロップ「VS-10」

価格
36,000円(税別)
重量
1,77kg

 

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「みんなの山道具」ユーザーのおすすめ度調査

ヤマケイオンラインのユーザーが実際に使っている登山用品を投稿するコーナー「みんなの山道具」。この記事ではユーザー投稿を登山ブランドごとにピックアップし、人気順(投稿数順)にギアをまとめた。

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