このエントリーをはてなブックマークに追加

「プロモンテ(PURO MONTE)」の人気テントは? プロモンテ VLシリーズのユーザー投稿をチェック!

「みんなの山道具」ユーザーのおすすめ度調査
道具・装備 2019年05月10日

日本の山の事情を配慮し、より軽量に・よりコンパクトな山岳テントを目指してスタートしたのが「プロモンテ(PURO MONTE)」。その人気モデルとその理由は? 「みんなの山道具」に投稿された「プロモンテ」のテントから分析する。

文=佐藤慶典

 

VL-16|軽く! コンパクトに! 2017年登場の新品番

★★★★☆気紛れ山人 さん
VL16
プロモンテ(PUROMONTE)
★★★★☆kazukun さん
VL16
プロモンテ(PUROMONTE)

 

1970年代に、世界初の吊り下げ式テント「Vシリーズ」を発売し、山岳用テントの代名詞となったブランド「ダンロップ(DUNLOP)」。1990年代に入ると、登山道具に軽量化の波が押し寄せましたが、山岳用テントも例外ではありません。そこでダンロップは、強靭で安心なVシリーズとは違ったコンセプトを持つテントを開発することにしました。これにより生まれたのが軽量コンパクトに主眼を置いた山岳用テント「VLシリーズ」です。初代の発売は1998年のこと。このシリーズが後の「プロモンテ(PuroMonte)」ブランドの誕生へとつながっています。

革新的発想と最新技術を駆使したギアやウェアをそろえたアウトドアブランドとしてプロモンテが発足したのは2005年です。現在では、VLシリーズのテントのほか、エアマットやシュラフ、レインウェアなども取り扱っています。

プロモンテのVLシリーズはオールシーズンに対応する自立式のダブルウォールテントで、雪山などでも使用可能なギリギリのところまで軽量コンパクト化がなされています。

「VL-16」はVLシリーズの最小モデル(1人用)です。2017年のフルモデルチェンジで、それまでの型式15から16になり、フライシートが黄色からライトブルーへ変わるなど、仕様の大幅な変更がなされています。

本体の生地はポリエステルから強度に勝るナイロンへ変更され、また、これまでよりも薄い10デニールとなっています。出入口のメッシュ生地はこれまでの約半分に変更されました。これらにの仕様変更により、前モデルの「VL-15」よりも100g以上の軽量化に成功。重量1,210g(本体、ポール、フライシート)を実現しています。

グランドシートは30デニールの「タフタ」から、引き裂き強度が約3倍の30デニールの「リップストップ」へと変更され、穴あきや破れる心配がさらに減りました。

VLシリーズは、2019年4月現在、1人用モデルの「VL-16」のほか、2人用モデルの「VL-26」、2人用のロングサイズモデルの「VL-26T」、3人用モデルの「VL-36」をラインナップしています。

今では珍しい、すべて国内生産の「Made in Japan」クオリティを誇っています。

 

プロモンテ VL-16で行った山行記録

美濃戸~横岳・硫黄岳~渋ノ湯
横岳、硫黄岳、天狗岳(八ヶ岳周辺) kazukun さん
2017年6月17日(土)~2017年6月18日(日)

製品情報

プロモンテ「VL-16」

価格
43,000円(税別)
重量
1.21kg

 

VL-25|定番サイズのダブルウォール吊り下げ式2人用テント

★★★★☆山学部 通信科 さん
VL-25
プロモンテ(PUROMONTE)
★★★★☆マイク さん
VL-25
プロモンテ(PUROMONTE)

 

「VL-25」は2017年発売の「VL-26」の前モデルです。オールシーズン対応の2人用の自立式ダブルウォールテントで、別売の「テント用外張り」を利用すれば、雪山でも使用可能となっています。

自立方法は吊り下げ式を採用。本体をペグダウンしてから設営できるため、悪天時でも素早く設営や撤収ができます。吊り下げ式のウィークポイントと言われる、吊り下げフックのみへ負荷がかかる現象は「スクリューフック」や、フックとフックの間を吊り橋状のメッシュパネルでつなぐことで解消。本体四隅には、ポールを差す「倒立スリーブ」を備えており、一般的な吊り下げ式テントよりも、よりスピーディな設営が可能です。

本体とフライシートには、ナイロンに比べ水分を吸収しにくいポリエステルを使用しています。これは、濡れても重くなりにくい、すぐに乾くということ。テントは晴天の夜でも結露や夜露で濡れるものですが、VL-25は生地が水分を含みにくいため、重くなりにくい。つまり、バックパックの重量が増えにくいのです。カタログ値には表れない“軽さ”を備えたテント、縦走登山や体力に自信のない人にとってアドバンテージとなるテントなのです。

また、ポリエステルはナイロンに比べ、紫外線に強い特性があります。紫外線による劣化が少ないため、新品時の強度がより長く維持されるのです。これは、より長く、安全に使えるということ。コストパフォーマンスにも長けたテントと言っていいでしょう。

 

プロモンテ VL-25で行った山行記録

白根三山往復、3千mの稜線満喫・・
北岳ー間ノ岳ー農鳥岳ー間ノ岳ー北岳(南アルプス) 山学部 通信科 さん
2016年8月3日(水)~2016年8月7日(日)

製品情報

プロモンテ「VL-26」 ※現行品。VL-25の後継モデル

価格
47,000円(税別)
重量
1.36kg

 

VL-15|VL-16の原型。メッシュ部多く、夏は快適!?

★★★★☆犬山好人 さん
VL15
プロモンテ(PUROMONTE)
★★★★☆naka さん
VL15
プロモンテ(PUROMONTE)

 

「VL-15」は前述の「VL-25」の1人用モデルです。VLシリーズの初代から数えると6代目、2017年に後型となる「VL-16」が発売されています。

VL-25と同様に、本体とフライシートにポリエステルを使用するため、水や紫外線に強く、また、吊り下げ式のデメリットを「スクリューフック」などで克服するなど、設営・撤収の簡便さに加え、強靭さも兼ね備えているのが魅力です。

強風でテンションがかかりやすいテント上部はポールを太く、比較的影響が少ない下部はポールを細くし、剛性アップと軽量化を両立。本体の生地は繊維方向が斜めに、フライシートは繊維方向が水平になるよう縫製、設計されており、テントを設営するとそれぞれが直交し、剛性を高めるという工夫がなされています。また、スクリューフックは、想定を超える力がかかるとフックが自ら回転してポールから外れ、テントの致命的な倒壊を防ぐ安全弁にもなっています。

サイズはW205×D90×H100cmと1人用テントの標準的な大きさです。重量は1,350g(本体、ポール、フライシート)。最新の1人用モデルVL-16と比べると100g以上重量増ですが、それでも十分に軽量です。また、ポールの収納サイズが一般的なものに比べやや短く、パッキングしやすいのもポイントです。ちなみに、VL-16はメッシュ生地が出入口の半分なのに対し、VL-15は出入口の全面がメッシュになっています。「真夏にはVL-15のほうが通気性があっていいかも」という声も聴かれます。

 

プロモンテ VL-15で行った山行記録

雲の中の鹿島槍ヶ岳へ
岩小屋沢岳 爺ヶ岳 鹿島槍ヶ岳(北アルプス・御嶽山)犬山好人 さん
2017年8月10日(木)~2017年8月12日(土)
2018夏双六
双六岳(北アルプス・御嶽山)naka さん
2018年7月14日(土)~2018年7月16日(月)
北アルプス黒部源流 テント泊の旅
雲ノ平 鷲羽岳 三俣蓮華岳 双六岳(北アルプス・御嶽山)犬山好人 さん
2018年9月17日(月)~2018年9月21日(金)

製品情報

プロモンテ「VL-16」 ※現行品。VL-15の後継モデル

価格
43,000円(税別)
重量
1.21kg

 

※掲載した情報は、2019年4月現在のものです

テント用品
同じテーマの記事
キーン(KEEN)の登山靴はタウンユースとして愛用する人も。その魅力とは?
今回はキーン(KEEN)の「靴」をピックアップ。デザインが気に入り、登山で履かなくなってからもタウンユースとして愛用する人多し。ヤマケイオンライン「みんなの山道具」のユーザー投稿から、利用シーンやエピソードを紹介する。
「ファイントラック(finetrack)」のツェルトやテント。「ツエルト2ロング」「カミナドーム」など「みんなの山道具」に投稿された人気アイテムをチェック! 
ブランドごとの名品、名アイテムを、「みんなの山道具」に寄せられたユーザー投稿から探る。今回は「ファイントラック(finetrack)」のツェルトとテントをピックアップ。テントブランドとしては若いファイントラック、果たしてみんなの評価は!?
ダンロップ「テント」、80年代ビンテージものを使っている登山者も…!?
ユーザー投稿の中には30年以上前のテントも・・・? 今回はダンロップ「テント」をピックアップ。ヤマケイオンライン「みんなの山道具」のユーザー投稿から、実際に使われている登山道具を調べた。
キャラバン・グランドキングの「登山靴」、登山入門モデルがユーザー投稿多し
キャラバン・グランドキングの登山靴で、ヤマケイオンラインのユーザーが実際に使っているアイテムはどんなものだろうか? 投稿コーナー「みんなの山道具」からユーザーの声をピックアップし、製品について、さかいやスポーツ 斎藤さんに解説してもらった。
記事一覧 ≫
最新の記事
記事一覧 ≫
こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

明後日

曇一時雨
(日本気象協会提供:2019年10月16日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 濡れに強い! ファイントラックの中間着が最新版に
濡れに強い! ファイントラックの中間着が最新版に 独自のシート状素材を採用した中間着「ポリゴン2UL」を、ライターの森山憲一さんが北八ヶ岳で試す!
NEW ザ・ノース・フェイスが開発! 新しい防水透湿素材
ザ・ノース・フェイスが開発! 新しい防水透湿素材 ザ・ノース・フェイスが開発した全く新しい防水透湿素材「FUTURE LIGHT」。開発ストーリーと搭載アイテムを公開!
NEW 小林千穂さんも体感! ヒザ、腰を守るサポーター
小林千穂さんも体感! ヒザ、腰を守るサポーター 「ザムスト」のサポーターを山岳ライターの小林千穂さんと読者が体感! 登山愛好者の膝、腰のサポートに!
NEW ガイドが試した こだわりのトレッキングハット
ガイドが試した こだわりのトレッキングハット 女性のためのトレッキングハット「アルピア」。視野の広さ、収納性など、女性登山ガイドの菅野由起子さんがチェック!
NEW ショップ店員に聞く! ゴアテックス製品の優位性
ショップ店員に聞く! ゴアテックス製品の優位性 防水透湿性能、防風性などゴアテックス製品の優位性を、ザ・ノース・フェイス マウンテンの副店長、芹澤さんに聞きました
NEW LEKIのポールをチェック! 「山MONO語り」
LEKIのポールをチェック! 「山MONO語り」 高橋庄太郎さんの連載では、レキ「マイクロバリオTAコンパクト」を、南ア・光岳でテスト。重量バランスよく、使い勝手がいい!
令和の秋、紅葉登山の季節が到来!
令和の秋、紅葉登山の季節が到来! 秋の足音が少しずつ聞こえてきました。いよいよ山が最も色づく、紅葉シーズンの到来!
秋の幕開けに訪れたい草紅葉の山
秋の幕開けに訪れたい草紅葉の山 紅葉の先陣を切るのが草紅葉(くさもみじ)。秋の幕開けに訪れたい、湿原を歩くモデルコースを6つ紹介する。
秋の贅沢、秘湯+紅葉の山旅へ
秋の贅沢、秘湯+紅葉の山旅へ 温泉で山歩きの疲れをほぐし、山の幸を堪能する。日本の秋を満喫する至高の組み合わせに誘うコース七選
ロープウェイで登れる百名山
ロープウェイで登れる百名山 ロープウェイやリフトなどを使って、一気に標高を稼げる百名山はいくつあるかご存知?
東京都最高峰、雲取山に登ろう!
東京都最高峰、雲取山に登ろう! 標高は2017m、日本百名山の一座として知られています。はじめての山中泊、はじめての縦走登山などにも適した山です。
何度登っても魅力な秩父・奥武蔵の山
何度登っても魅力な秩父・奥武蔵の山 のどかな里山を囲むように山々が連なる、埼玉県南西部・秩父・奥武蔵の山々。秋の紅葉シーズンは、とく魅力がタップリ!
王道の北アルプス縦走コースを歩こう
王道の北アルプス縦走コースを歩こう 森林限界を越えた稜線に、果てしなく続く縦走路。稜線歩きの醍醐味を思う存分楽しめる、北アルプスの縦走コースを紹介。
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック 活火山の茶臼岳、峻険な朝日岳、最高峰の三本槍岳ほか、花畑の稜線や温泉など魅力満載の那須連峰。ほかにも湿原・お花畑・温泉と...
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS スマートフォンの普及で高価で手の届かなかったGPS機器が誰でも使える! 初心者向けのノウハウから裏技まで、登山アプリとス...
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す 長い急登を汗水流し、気合と根性を振り絞って、延々と登った先にある素晴らしい景色と充実感を味わいたいなら、ココに決まり!