都心から近い&登りごたえのある低山へ 岩が楽しめる名低山6選
都心からでも日帰りで岩登りを楽しめる山は数多く存在する。関東近郊で登りがいがある岩の名低山を6山紹介しよう。
目次
西上州のマッターホルンへ 碧岩(みどりいわ)・大岩(おおいわ)
群馬県/1133m(大岩)
三段の滝入口~三段の滝~大岩~碧岩~三段の滝~三段の滝入口/日帰り5時間55分
技術レベル:★★★
下仁田の街並みを後に南牧村(なんもくむら)に入ると、突き立つ2本の岩峰が目に刺さる。大岩と碧岩だ。東の大岩は1133mと碧岩より高いが、現在の地形図にその名は載るものの、かつては碧岩だけだった。また地元では2峰を合わせて碧岩、碧石と呼んでいたことから、碧岩のほうが有名になった。いずれも鋭い岩峰だがルートはある。
三段の滝入口から居合沢を進む。左岸から巻き登った滝上から左へ碧岩沢への道に入る。二股から右の尾根に登り、尾根上を行けば両端のそぎ落ちた快適な岩稜となる。大岩を往復し分岐から碧岩も往復するが、直立した2段のロープは険悪だ。下降点から西へ下れば往路に合わさる。アクセスは上信電鉄下仁田駅からタクシー、またはマイカーだ。
MAP&DATA
岩場の注意点
大岩への岩稜はホールド・スタンスが豊富なので、高度感に負けぬよう落ち着いて行動する。岩稜上でのビレイは困難だ。碧岩への2段のロープだが上段は直立し、滑落死亡事故も起きている。ここは立木などでのビレイが望ましい。三段の滝は左岸の巻き道を登降するが、固定ロープは体重をかけないほうがよい。
山麓情報
アクセス途中に道の駅オアシスなんもく(TEL:0274-87-3350)があり、登山届を提出できる。地元かあちゃん本舗のしそまきがおいしく、名物の「とらのこぱん」は入手困難なほどの人気だ。打田鍈一の『続・薮岩魂 いつまでもハイグレード・ハイキング』など著書も販売。隣接する食堂で軽食もとれる。
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登山の達人が教える関東近郊名低山
都市圏から、日帰りで楽しめる低山は数多く存在する。登山ガイドや山岳ライターなど、山を歩き尽くしている登山の達人が、関東近郊の名低山を紹介する。
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