春の低山を金色に染める花。ミツマタ群生地を訪ねるハイキングコース【関東編】
和紙の原料として各地で栽培されてきたミツマタは、ジンチョウゲ科の植物。春に黄色のかわいらしい花を咲かせる。群生地では一面が金色に染まり、独特の美しさを作り出す。3月中旬から4月上旬にかけてミツマタの花を楽しめる、関東周辺の低山コースを紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=Yamakaeru(屋敷山のミツマタ)
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北関東随一の群生地 鶏足山・焼森山(けいそくさん・やけもりさん、やけもりやま)
茨城県城里町・栃木県茂木町/431m(鶏足山)
茨城県と栃木県の県境に位置する鶏足山と焼森山は標高400mそこそこの低山だが、ミツマタの山として有名だ。富士山を遠望できる展望スポットもあり、里山のハイキングをのんびり楽しむことができる。ミツマタ群生地は栃木県側にあり、かつて和紙の原料として栽培されていたものが増えて現在のような大スケールの花園を形作ったという。
ここでは鶏足山・焼森山を結んで歩くハイキングコースを紹介したい。鶏足山は地元のハイカーにも人気の山で、ミツマタ群生地に足を延ばしても半日ほどで歩けるが、花だけを目的にするなら栃木県側からアクセスするとよい。花の季節には週末を中心にシャトルバスが運行される。
MAP&DATA
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