水面に映える秋色と沢音・・・。渓谷の紅葉に癒やされる登山&ハイキングコース

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紅葉は年によって当たり・ハズレがあるという。紅葉する前に水分が足りずに枯れてしまうことは珍しくない。一方、渓谷・滝などの近くは、紅葉のハズレが少ないという。日当たり・夜の冷え込み・水分という3つの条件がそろいやすいからだ。そこで、水面に映る紅葉の美しさを堪能できる、沢沿い・渓流沿いの紅葉登山コースを紹介する。

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奥多摩随一の渓谷美、川苔谷と百尋ノ滝

奥多摩の名瀑として知られる百尋(ひゃくひろ)ノ滝と、そこに続く川苔(かわのり)谷の渓谷美は、初夏の新緑と秋の紅葉期に訪れたい場所だ。

11月中旬、百尋ノ滝の様子(写真/てんてんさん

美しい小滝と紅葉の葉を存分に楽しめる川苔谷を進み、クライマックスとして待ち受けるのが、約30mの落差のある百尋ノ滝となる。

百尋ノ滝から川苔山頂へと向かう登山道は急な登山道が続くので注意が必要だが、山頂付近の稜線も広葉樹が多く、紅葉を存分に楽しめる。ただし、渓流沿いの紅葉がピークとなる11月中旬には、山頂の紅葉は落葉している時期となる。

川苔渓谷の紅葉の様子(写真/masa.aさん

行程・コース

最適日数:日帰り 7時間0分
総歩行距離:14,189m /上り標高: 1692m 下り標高: 1764m
行程:川乗橋(08:00)・・・細倉橋(08:45)・・・百尋ノ滝(09:30)・・・分岐(10:20)・・・東の肩(11:25)・・・川苔山(11:30)・・・東の肩(11:35)・・・舟井戸(11:45)・・・分岐(12:05)・・・大ダワ(12:25)・・・コブタカ山(13:00)・・・本仁田山(13:20)・・・安寺沢(14:20)・・・奥多摩駅(15:00)
高低図
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