水面に映える秋色と沢音・・・。渓谷の紅葉に癒やされる登山&ハイキングコース

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紅葉は年によって当たり・ハズレがあるという。紅葉する前に水分が足りずに枯れてしまうことは珍しくない。一方、渓谷・滝などの近くは、紅葉のハズレが少ないという。日当たり・夜の冷え込み・水分という3つの条件がそろいやすいからだ。そこで、水面に映る紅葉の美しさを堪能できる、沢沿い・渓流沿いの紅葉登山コースを紹介する。

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秘峡・大杉谷の絶景と紅葉を堪能しよう!

日本三大峡谷の1つに数えられる、三重県・大杉(おおすぎ)谷。多雨地帯で知られる当地は、強い川の流れが削ってできた美しい渓谷と、手付かずの原生林による紅葉により、すばらしい景観を登山者に提供してくれる。

七ツ釜滝と紅葉(写真/anさん

登山口から核心部への道のりは長いうえに、沢沿いの道なので滑りやすい。高度感のある鎖場などもあるので充分な注意が必要で、宿泊を絡めての山旅をおすすめしたい。

往復コースの場合は、七ツ釜滝までの往復、もしくは渓谷終了地点の堂倉滝までが一般的。縦走する場合は、堂倉滝から、さらに約3時間20分で日出ヶ岳となる。詳しい情報は大杉谷登山センターのホームページを参照してほしい。

紅葉期は10月中旬~11月初旬で、その間は渓谷の中のどこかしらで紅葉が楽しめる。

行程・コース

最適日数:1泊2日 12時間20分
総歩行距離:17,768m /上り標高: 2375m 下り標高: 2375m
行程:【1日目】
大杉谷登山口(08:00)・・・京良谷(09:10)・・・千尋滝(10:00)・・・平等嵓(11:40)・・・桃の木山の家(12:20)

【2日目】
桃の木山の家(7:00)・・・休憩小屋(7:30)・・・崩壊地(8:10)・・・堂倉滝(8:50)・・・崩壊地(10:30)・・・休憩小屋(11:10)・・・桃の木山の家(11:40)・・・平等嵓(13:10)・・・千尋滝(14:50)・・・京良谷(15:20)・・・大杉谷登山口(16:30)
高低図
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