水面に映える秋色と沢音・・・。渓谷の紅葉に癒やされる登山&ハイキングコース

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紅葉は年によって当たり・ハズレがあるという。紅葉する前に水分が足りずに枯れてしまうことは珍しくない。一方、渓谷・滝などの近くは、紅葉のハズレが少ないという。日当たり・夜の冷え込み・水分という3つの条件がそろいやすいからだ。そこで、水面に映る紅葉の美しさを堪能できる、沢沿い・渓流沿いの紅葉登山コースを紹介する。

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梅ヶ瀬渓谷・養老渓谷で遅い紅葉を

房総半島随一の渓谷美として知られるのが、養老(ようろう)渓谷だ。養老川の清流はカエデに囲まれ、真っ赤に染まった渓谷はみごとな景観となる。

一般的なハイカーは小湊鉄道の養老渓谷駅から南下して粟又(あわまた)の滝のコースを進むが、登山者なら西側の大福(だいふく)山方面の梅ヶ瀬(うめがせ)渓谷もおすすめだ。梅ヶ瀬渓谷から大福山へと続く山道は「もみじ谷」と呼ばれ、房総半島で最も美しい紅葉といわれるほどだ。健脚者なら、梅ヶ瀬渓谷を堪能した後に、養老渓谷のハイキングコースも楽しんでほしい。

12月初旬でも紅葉ハイキングが楽しめる養老渓谷(写真/ひろかつさん

温暖な房総半島にあるため、11月下旬~12月上旬と、関東の中では最も遅い時期の紅葉となる。

行程・コース

最適日数:日帰り 4時間10分
総歩行距離:12,268m /上り標高: 515m 下り標高: 515m
行程:養老渓谷駅(08:00)・・・養老渓谷分岐(08:10)・・・女ヶ倉橋(08:35)・・・駐車場(09:35)・・・大福山(09:55)・・・日高邸跡分岐(10:25)・・・日高邸跡(10:35)・・・日高邸跡分岐(10:45)・・・女ヶ倉橋(11:35)・・・養老渓谷分岐(12:00)・・・養老渓谷駅(12:10)
高低図
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