光輝く氷の花を見に行こう! 西日本の霧氷の名山ガイド
冬が到来し、気温が氷点下に下がるようになると、山の木々は梢に白い氷をまとって輝く。冬のハイキングの楽しみのひとつ、霧氷や樹氷の季節の到来だ。霧氷は風と霧、寒さの3つの条件がそろうと発達する。また、真冬でも気温が上がると一気に溶けてしまうので、天気予報をしっかりチェックして計画しよう。日帰りで登れる山を中心に、西日本の霧氷の名山を紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=カズにゃん(くじゅう連山・御池)
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関西の霧氷の名山の代表格 三峰山(みうねやま)
奈良県・三重県/1235m
奈良県・三重県の県境にそびえる高見(たかみ)山地の秀峰。年間を通じて登られる山だが、なかでも初夏のシロヤシオと並んで人気なのが霧氷だ。地元御杖村(みつえむら)では1月中旬から2月中旬にかけて「霧氷まつり」を開催し、週末を中心に物産販売などを行なっているほか、奈良交通の臨時の霧氷バスが近鉄大阪線の榛原(はいばら)駅から運行されるため、これを利用する登山者も多い。
スタートは駐車場があり、臨時バスが発着するみつえ青少年旅行村。神末川沿いの林道を進み、林道終点から新道コースへ入る。新道峠で稜線に達すると、霧氷が美しい広葉樹林が広がる。登り尾峰を越えて三峰山の山頂に立てば、北に日本百低山の一座・倶留尊山(くろそやま)などを眺めることができる。さらに八丁平に寄って、高見山などの山々を眺めていこう。
MAP&DATA
奈良交通「霧氷バス」:https://www.narakotsu.co.jp/temporary/muhyou/
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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