光輝く氷の花を見に行こう! 西日本の霧氷の名山ガイド
冬が到来し、気温が氷点下に下がるようになると、山の木々は梢に白い氷をまとって輝く。冬のハイキングの楽しみのひとつ、霧氷や樹氷の季節の到来だ。霧氷は風と霧、寒さの3つの条件がそろうと発達する。また、真冬でも気温が上がると一気に溶けてしまうので、天気予報をしっかりチェックして計画しよう。日帰りで登れる山を中心に、西日本の霧氷の名山を紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=カズにゃん(くじゅう連山・御池)
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鈴鹿随一の霧氷の名山だが、伐採と工事のため26年末まで通行止め 綿向山(わたむきやま)
滋賀県/1110m
奈良県・三重県の県境にそびえる高見(たかみ)山地の秀峰。年間を通じて登られる山だが、なかでも初夏のシロヤシオと並んで人気なのが霧氷だ。地元御杖村(みつえむら)では1月中旬から2月中旬にかけて「霧氷まつり」を開催し、週末を中心に物産販売などを行っているほか、奈良交通の臨時の霧氷バスが近鉄大阪線の榛原(はいばら)駅から運行されるため、これを利用する登山者も多い。
比較的積雪が少ない鈴鹿(すずか)山脈。綿向山はその主脈の西に少し離れてそびえる信仰の山だ。さほど山深くないことから、冬も公共交通機関でもアクセスしやすく、最も人気のある表登山道は比較的短い時間で登れるためにスノーハイキングを楽しむ登山者でにぎわう。しかし、「綿向山表参道コース」と「水無山北尾根コース」の登山コースは間伐や作業道建設のため2026年12月末まで閉鎖となっているので注意しよう。竜王山経由のコースなどは距離が長く、日帰りは難しい。
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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