光輝く氷の花を見に行こう! 西日本の霧氷の名山ガイド
冬が到来し、気温が氷点下に下がるようになると、山の木々は梢に白い氷をまとって輝く。冬のハイキングの楽しみのひとつ、霧氷や樹氷の季節の到来だ。霧氷は風と霧、寒さの3つの条件がそろうと発達する。また、真冬でも気温が上がると一気に溶けてしまうので、天気予報をしっかりチェックして計画しよう。日帰りで登れる山を中心に、西日本の霧氷の名山を紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=カズにゃん(くじゅう連山・御池)
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琵琶湖を見下ろす比良の名山 武奈ヶ岳(ぶながたけ)
滋賀県/1214m
武奈ヶ岳は琵琶湖西岸に連なる比良(ひら)山系の最高峰。関西の定番の雪山として冬もよく登られており、気象条件がそろうと美しい霧氷に出合うことができる。展望もすばらしく、好天をつかめば青空に映える霧氷と琵琶湖越しの伊吹山の雄大な眺めを楽しめるだろう。
登山コースはいくつかあるが、冬によく登られているのは西側の葛川坊村町(かつらがわぼうむらちょう)から往復する御殿山(ごてんやま)コース。坊村バス停から明王院横の橋を渡って登山口へ。急な人工林の中を登り、傾斜が緩むと尾根に乗る。夏道はいったん尾根を外れるが、積雪期は「冬コース分岐」地点から尾根通しで歩くことができる(ヤマタイム地図では便宜上夏道を表示)。たどり着いた山頂からの景色は登りの苦労を補ってあまりあるすばらしさで、琵琶湖の輝く湖面と伊吹(いぶき)山地、鈴鹿山脈の山々などが一望できる。
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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