冬ならではの景色、氷の神殿「氷瀑」を見に行こう!

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凍りついた滝、「氷瀑」を見に行こう。各地のアクセスしやすい氷瀑をピックアップして紹介。     

構成=山と溪谷編集部、トップ写真=gumigumigumi(栃木県・雲竜渓谷の氷爆)

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福岡県・宝満山にある「河原谷の大つらら」(福岡)

太宰府天満宮の裏手に連なる宝満山(ほうまんざん)・三郡山(さんぐんさん)などを擁する三郡山地では、「河原谷の大つらら(通称・難所ヶ滝)」と呼ばれる、まるで氷瀑のような高さ20mの大きなつららが見られる。滝が凍ったものではなく、岩から染み出た水や融けた雪が凍ったものだという。

宝満山も三郡山も標高1000mにも満たない山だが、日本海側から吹く冷たい季節風により、気象条件によってはかなりの積雪があり、スノートレッキングが楽しめる。

つららは最大で20mにも達する(写真=PIXTA)
つららは最大で20mにも達する(写真=PIXTA)

氷瀑を見るだけなら、昭和の森から往復するのが一般的だが(往復で3時間程度)、せっかくなら装備をしっかり整えて、三郡山や宝満山まで足を延ばすといい。晴れれば宝満山から望む周辺の山々が美しい。

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 6時間5分
行程:一本松公園(昭和の森)・・・河原谷コース・・うさぎ道分岐・・・難所ヶ滝・・・稜線難所ヶ滝分岐・・・三郡山・・・宝満山・・・河原谷分岐・・・一本松公園(昭和の森)
総歩行距離:約11,300m
累積標高差:上り 約1,020m 下り 約1,020m
コース定数:25

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