初心者、ファミリーにもおすすめ。首都圏日帰りハイキング
初心者でも歩きやすい、コースタイム短めで危険箇所無しのコースを厳選。危険個所がなく、コースタイム短め、駅やバス停起点でアクセスしやすいなど、初心者にも安心なコースを紹介。
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文=岡村朱万里、カバー写真=一本の矢さんの登山記録より
初心者でも歩きやすい、コースタイム短めで危険箇所無しのコースを厳選。東京・埼玉・神奈川のハイキングコース7選
普段から登山を楽しみたいけれど、土日に遠出するのはハードルが高い。初心者や小さな子ども連れだから、難易度の高くない山を選びたい。
そんな人にオススメなのが、首都圏日帰りハイキングコースだ。東京都や埼玉県、神奈川県というと街のイメージがあるけれど、少し奥に入れば豊かな自然が残っている。日本アルプスのような高山でなくとも、本格的な尾根歩きや好展望を得られるコースが意外にたくさんあるのだ。冬でも積雪が少ない、アクセスしやすく下山後にゆっくり観光する余裕があるなど、近場の低山ならではの利点も多い。
今回は、その中でも危険個所がなく、コースタイム短め、駅やバス停起点でアクセスしやすいなど、初心者にも安心なコースを厳選した。
高尾山 稲荷山コースで、本格尾根歩きを満喫(東京)
ケーブルカーが整備され、老若男女に親しまれる高尾山。コース次第で本格的な尾根歩きも楽しめる、懐の深い山だ。今回は、高尾山口駅から高尾山頂を目指すコースのなかで、もっとも山らしさを味わえる稲荷山コースを紹介する。2023年に改修工事が行なわれた。
ケーブルカー清滝駅を横目に石橋を渡ると、さっそく木の急階段が現れる。コース名の由来となった旭稲荷神社からは、本格的な樹林の尾根歩きだ。高度を上げていくと、ぽっかりと木々が途切れる稲荷山展望台にたどり着く。
桜や紅葉の季節はもちろん、空気が澄んでいて都心から筑波山まで見渡せるという冬に訪れるのもおすすめ。ここからは緩やかな樹林帯を登り、最後に230段ほどの階段を登りきれば、展望抜群の高尾山頂だ。参拝客でにぎわう薬王院を経由して1号路を下り、清滝駅周辺で名物とろろそばを食べれば、観光気分も味わえる。稲荷山コースは登り下りとも人気があるが、雨の日の下りは滑りやすいので注意したい。
行程・コース
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今がいい山、棚からひとつかみ
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