大迫力のモンスターが待っている! 東北の樹氷のスノーハイキングコース5選
冬の東北の山ならではの楽しみ、それは樹氷原のスノーハイキングだ。日本海からもたらされる湿った空気が木々にぶつかって凍り、大きく発達するとスノーモンスター(アイスモンスター)と呼ばれる巨大な樹氷に成長する。近年は気候の変動や樹木の枯死などで危機に瀕しているが、東北の一部の山々では、今なお大迫力の樹氷を観賞できる。真っ白なモンスターに出会えるスノーハイキングコースを紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=曽根田卓(西吾妻山)
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果てしなく広がる樹氷原へ 八幡平(はちまんたい)
岩手県・秋田県/1613m
樹氷の季節 1月中旬〜3月上旬
岩手・秋田県境に位置する八幡平は全体が樹林に覆われたなだらかな山だが、冬には樹氷が発達し、無雪期とはまったく違う表情を見せてくれる。果てしなく続くモンスターの森を歩けば、八幡平のスケールの大きさを体感できる。急なアップダウンが少ないのも八幡平の特徴。スキーで入山する人も多いが、絶景を眺めながらのゆったりとしたツアーを楽しんでいる。樹氷を見るなら1月中旬〜3月上旬がおすすめだ。
冬季によく歩かれているのは、秋田県側の秋田八幡平スキー場から山頂方面をめざすコースだ。地元山岳会などでは、このコースに冬の入山者の目印となる竹竿を設置してくれているが、ホワイトアウトになるとその目印が視認できないこともあるので、地図やGPSをこまめにチェックしよう。積雪が多いこともあり、足回りはスノーシューが快適。山頂付近からは岩手山の雄姿が望めるほか、広い雪原となった八幡沼や源太森(げんたもり)の樹氷原など、言葉を失う壮大なパノラマに出合える。歩く距離はやや長いが、それだけに静かな雪の世界を満喫できるコースだ。
MAP&DATA
秋田八幡平スキー場:https://www.akihachi.jp/
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今がいい山、棚からひとつかみ
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