大河ドラマ「真田丸」スペシャル! 真田氏ゆかりの地、ドラマ登場の山に行ってみよう!
目次
辛酸をなめた九度山幽閉時代を偲ぶ「高野山町石道」
「第二次上田合戦」で徳川秀忠率いる徳川軍の大群を撃退したものの、石田三成率いる西軍が関が原の合戦で敗れたため降伏、配流となった真田昌幸・幸村の父子。その蟄居(ちっきょ)先となったのが、和歌山県・高野山の麓の九度山だ。
なおドラマでは初めから九度山に流されていることになっているが、史実では初めは高野山に、その後に麓の九度山に移ったとされている(妻子同伴だったので女人禁制の高野山では不便だったためとされる)。
この九度山から高野山へは、「高野山町石道」という参道が整備されている。かつて弘法大師空海が高野山を開いた際に、参詣者の案内のために木製の卒塔婆を立てたのがはじまりで、九度山町慈尊院から高野山奥ノ院まで、180基の町石が1町(約109m)ごとに立ち並んでいる。それぞれの町石には密教の諸尊を表す梵字が刻まれている。真田氏のゆかりの地を訪ねながら、この町石道を歩くのも興味深い。
なお、本コースは距離にして20km以上、獲得標高も1700m以上と、相当の健脚が必要となるので、高野山から九度山に下るのも手だ。
行程・コース
関連する登山記録
目次
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。